
沖縄の台風は
「ちょっと風が強い」レベルじゃない!
初めて体験すると、カルチャーショック必至
沖縄の台風は、ただ風が強いだけではありません。
子どもの頃から何度も経験してきた私にとっても、初めて体験する人はきっとカルチャーショックを受けるはずです。
まだ寒い冬ですが、夏が近づくと「そろそろ台風の時期だな〜」と感じます。
石垣島で子どもから高校生まで過ごした私が、沖縄の台風事情と地元民ならではの備え・対策をお伝えします。
この記事で分かること
- 沖縄の台風の特徴
- 子ども時代の思い出から学ぶ台風の備え
- 地元民だから知っている安全対策

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沖縄の台風、本土とどう違う?

本土の台風との決定的な違い
とにかく強い、レベルが違う
本土の台風と比べて、沖縄の台風はめちゃくちゃ強いです。 レベルが全然違います。
風の強さが「凶器」レベル。
時速100km以上の風は、看板や瓦を簡単に飛ばします。
夫の眼鏡のように「顔についているもの」ですら一瞬でなくなります。
風の音、揺れる建物、飛んでいくもの。
大人になって関東に住んでからも、台風が来ると言われるたびに「血が騒ぐ」というか…でも関東では沖縄級の台風は来ないんですよね。
関東で沖縄レベルの台風が来たら、電車も止まって大変なことになると思います。
「またか〜」と思うくらい何度も来る
台風シーズンは7月〜9月がピークですが、10月でも来ることがあります。
「またか〜」って思うくらい、本当に何度も来るんです。
そのたびに学校が休みになって、そのぶん夏休みが削られたのを覚えています(笑)。
停電・断水は当たり前
水道も電気もほぼ確実に止まります。 だから台風前の対策は大忙し。
地元の人たちは慣れたもので、テキパキと準備を進めていきます。
小さめの台風でも、停電や断水が数時間〜半日ほど続くことは珍しくありません。
強い台風になると、電柱や設備が壊れてしまい、丸1日〜2、3日復旧しないこともあります。
陸の孤島になる

陸の孤島になる
船も飛行機も止まれば、物資が一切届きません。
台風が過ぎた後も、スーパーにパンや牛乳が並ぶまで数日かかるのは当たり前です。
石垣島は「船が止まると物が入ってこない」という陸の孤島。
本島から物が来るのに時間がかかるし、石垣に届くまでさらに時間がかかる。
気圧の「圧」がすごい
耳がキーンとするほどの気圧差。
建物全体がミシミシと鳴り、家の中にいても恐怖を感じるほどです。
飛行機に乗っているときのような感覚ですね。
台風前の準備|我が家の備え
台風が近づくと、スーパーは大混雑。 すぐ食べられるものを中心に買いますが、あっという間に売り切れてしまいます。
2026年現在、島民は台風慣れしています。
直撃の2日前にはスーパーのカップ麺、パン、お惣菜、水は「根こそぎ」なくなります。
台風の進路に入ったら、台風が来る3日前には棚が空き始めると思って、早めに動いてください。
我が家がよく買っていたもの:
- レトルトのご飯
- 缶詰やカップ麺
- ろうそく(停電対策)
- 懐中電灯用の電池
当時はレンタルビデオ屋さんがあったので、台風前にはたくさんDVDを借りに行っていました。
停電しなければ、家族で映画を見て過ごせますからね。
水を貯める、とにかく貯める
断水になる可能性があるので、とにかく水を貯めます。
お風呂の浴槽にも水を張って、トイレ用の水を確保。
ペットボトルや桶にも水を入れて、飲み水も確保しておきます。
ガスも電気も切れるので、水道が止まると本当に大変なんです。
窓やドアを板で覆う
ガラスが割れないように、窓やドアを板で覆います。 これが結構大変な作業なんですよね。
ベランダにあるものは全部中へ。
植木鉢、洗濯物干し、ちょっとした家具…飛んでいってしまうものは何でも室内に避難させます。
実家の庭にあった木のテーブルも、飛んでいってしまいました。
台風当日|学校休校のワクワクと停電の思い出

台風当日|学校休校のワクワクと停電の思い出
「やったー!学校休み!」
暴風域に入ると、学校は完全に休みになります。
子どもにとっては、ちょっとしたイベント。 「やったー!」って思ってました(笑)。
高校生の頃はバイトも休みになって、それも嬉しかったですね。
大人の事情よりも、「学校が休みになる」「バイトが休みになる」とワクワクドキドキしていたんです。
暴風域に入る前の冒険
暴風域に入る前は、よく友達と外へ遊びに行ってました。
びしょ濡れになりながら遊ぶのが、妙に楽しかったんですよね。
そして、台風の目に入ったときの静けさ。
嵐の前と後の激しさとは対照的に、すごく静まるんです。 あの不思議な感覚は忘れられません。
停電時の過ごし方
停電すると、家族みんなでろうそくの灯りを囲んでトランプやゲームをして過ごしました。
今思えば、家族で過ごす貴重な時間だったなと思います。
停電の中、家族でロウソクを囲んでトランプをした思い出は、今振り返れば温かい記憶です。
窓を押さえる父
台風が激しいときは、父が交代で窓際を押さえていたのも覚えています。
台風対策はしているけど、窓がガタガタしてるから必死に押さえている姿。
風圧で窓が割れないように、交代で押さえていました。
子どもながらに「すごい台風なんだな」と実感しました。
近所で助け合う台風対策
田舎の方では高齢の方も多く、一人暮らしやおじいちゃん・おばあちゃんだけの家も少なくありません。
そんなときは、近所の人同士で台風対策を手伝って回っていました。
窓の養生を手伝ったり、買い出しを一緒に行ったり。
台風は大変だけど、地域のつながりや助け合いの温かさを感じる瞬間でもありました。
台風が過ぎた後|外の様子にびっくり

台風が過ぎた後|外の様子にびっくり
道路には信じられないものが…
台風が去った後の外の様子は、毎回衝撃的でした。
- 電柱が倒れている
- 道路にフライパンが落ちている
- 窓ガラスが割れている家も多い
- 学校の窓ガラスも割れていた
- 私の実家の前には、大きなキャンピングカーがひっくり返っていました

実際には写真で見たんですが、あんなに大きな車が本当にひっくり返ってたんです。
外に置いていた木のテーブルや植木鉢なども、どこかへ飛んでいってしまいました。
大人になって帰省時に遭遇した台風
コンビニは何もない
一度、大人になってから帰省したときに台風直後に当たったことがあります。
スーパーには本当に何も売っていませんでした。
まず本島から物が来るのに時間がかかるし、石垣に届くまでさらに時間がかかる。
居酒屋でも仕入れができないから、食べたいものが食べられなかったり…何軒もコンビニを回ったけど、びっくりするくらいガラガラでしたね(笑)。
ちょっとずつ物流が動き始めても、そのあとは野菜がびっくりするくらい高いんです。
眼鏡が秒で飛んでいった夫
その帰省のとき、夫がちょっと外に出たんです。
そしたら眼鏡が秒で飛んでいってしまいました。
一瞬すぎて、笑ってしまったほど(笑)。
沖縄の台風の風の強さを、身をもって体験した瞬間でした。
赤ちゃんの息子にうちわを仰ぎ続けた夜
そのときの台風で、停電も長引きました。
ガスも電気も切れるので、エアコンも使えません。
水も止まったので、お風呂にお水をたくさん貯めておきました。
私の息子もまだ赤ちゃんで、暑くて泣いて全然寝ないし、汗だくになりながら、ずっと寝る息子にうちわを仰いでいたのを覚えています。
親になって初めて経験した沖縄の台風は、子どもの頃の楽しい思い出とは違う、大変さがありました。
もし旅行中に台風が重なったら?(2026年最新対策)

もし旅行中に台風が重なったら?(2026年最新対策)
飛行機の欠航が決まる前に動く
「欠航が決まってから」カスタマーセンターに電話しても繋がりません。
台風の進路に入ったら、手数料無料で予約変更(特別対応)が始まるタイミングを逃さず、スマホで早めに1便前、または翌週へスライドさせる決断を。
2026年現在はスマホでの手続きが主流ですが、回線が混み合います。
「欠航が決まってから動くのでは遅い」という、地元民ならではのスピード感を持って行動してください。
「食料確保」は3日前に済ませる
観光客の方は、ホテルに閉じ込められることを見越して、早めに3日分の食料を確保してください。
台風の進路に入ったら、2〜3日前には動きましょう。
レンタカーは「飛来物」から守る
ホテルの駐車場でも、近くに木や看板がある場所は危険です。
また、暴風域に入ると「車のドアを開けた瞬間にドアが逆方向に折れる」事故が多発します。
台風時は車移動を諦めるのが正解です。
2026年現在、タクシーも全く捕まりません。
台風の時は、無理に外に出ないでください。
石垣島の交通事情について詳しくはこちら:[石垣島の交通事情完全ガイド]
台風の意外な役割|知ってましたか?

台風の意外な役割|知ってましたか?
台風は被害も大きいし、生活も制限されるし、スーパーには何もなくなる…
でも、大人になってから知ったことがあります。
台風によって海水がかき混ぜられることで、珊瑚の卵にとても良い影響があるんだそうです。
海水がかき混ぜられることで、熱くなりすぎた海水の温度が下がり、珊瑚の「白化現象」を防いでくれるんです。
珊瑚の卵や島の植物にとっても、台風は必要なサイクルの一部。
「自然の厳しさと恵みはセットなんだな」と、大人になってから気づかされました。
そんな役割があったなんて驚きですよね。 だから沖縄には台風も多いのかな、と思いました。
※もちろん、これは被害があっても良いという意味ではありません。
あと、沖縄にはサトウキビ畑が多いのですが、長いサトウキビたちが風を抑えてくれているという役割もあります。
もちろん、農家の人たちにとっては大きな被害なんですけどね…。

移住者・観光客の方へ|台風対策のアドバイス

移住者・観光客の方へ|台風対策のアドバイス
移住者・長期滞在者の方へ
- 台風シーズン前に備蓄を: レトルト食品、缶詰、水、ろうそく、懐中電灯
- モバイルバッテリーも必須: 停電が長引くことも
- 水は桶にたくさん貯めておく: 断水対策
- 窓の養生グッズを用意: 板やガムテープなど
台風当日は何もできないので、室内で過ごせるようなグッズ(本、ゲーム、映画など)があるといいですね。
観光客の方へ
台風シーズン(7〜9月)に沖縄旅行を予定している方は:
- 海のアクティビティは全て中止になります
- 飛行機の欠航も覚悟して: 日程に余裕を持たせる
- 台風の進路に入ったら、3日前には食べ物・飲み物を買い込んでおく
- ホテルでゆっくり過ごせるプランBを考えておく
もし旅行中に当たってしまったら、無理に外に出ず、ホテルで「島時間」だと思ってのんびり過ごす勇気を持ってください。
その代わり、台風が去った後の海は、驚くほど澄み渡って綺麗ですよ。
※自己判断で海に近づくのは非常に危険なので、必ず指示に従ってください。
まとめ|沖縄の台風は怖いけど、思い出もいっぱい

まとめ|沖縄の台風は怖いけど、思い出もいっぱい
沖縄の台風は確かに強烈で、被害も大きいです。
でも、地元の人たちは慣れていて、しっかり準備をして乗り越えています。
子どもの頃の私にとっては、家族と過ごす特別な時間でもあり、友達と冒険する思い出でもありました。
今でも本土で台風が来ると聞くと、どこか懐かしくて、血が騒ぐ感覚があります。
沖縄への移住や観光を考えている方は、ぜひ台風シーズンと対策について知っておいてくださいね。
備えあれば憂いなし、です!
正しく知って、正しく備えれば、沖縄の台風も「怖いだけの存在」ではなくなります。



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